特定非営利活動法人 ユーラシア21研究所
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設立記念懇親会
  中曽根康弘元内閣総理大臣のスピーチ

2007年2月19日更新

  大変僭越でございますがご指名をいただきましたので、お祝いを申し上げたいと思います。
  末次さん、吹浦さんには私は長い間お付き合いを願いまして、特に、吹浦理事長の師匠にあたります末次さんは、対外関係でいろいろ苦労されました。私との関係の始まりは引揚促進運動からです。

  最終的にはロシアとの関係で、日ソ専門家会議、今の日露専門家対話ですね、それをお始めになって、お二人でよく頑張ってきました。なにしろソ連にせよロシアにせよ、外交の相手としては扱いにくい難しい国ではあります。けれども、そのロシアを相手に長く、しかも誠実に話を進めておりました。人間的な絆をしっかりとお作りになって、ややもすれば途切れそうになる両国の関係をつないでくださったのが末次さんでございました。

  その後を受けて、今度は吹浦さんがユーラシアの21世紀という大きな発想をお持ちになりました。これは、やはり末次さんの志を受け継いでユーラシアという名前が出てきたのだろうと思います。

  ユーラシアはロシアもインド洋も全部入っているし、これから日本が正面に向かっていく大きな相手であると思います。今まで我々は太平洋を気にしていました。特にアメリカとの関係等があり、太平洋問題というのが我々の焦点だったわけでございます。また、それなりの成果も挙げてきたと思います。

  しかし、ユーラシアの問題というのは、中国とかロシアとか個別的におのおのの関係はありましたけれども、ユーラシア全体というものをひっくるめて、日本との関係をどうするか、その中にあって個別的にロシアや中国やインド、その他との関係をどうするか、そういうような発想の転換を吹浦さんは考えているのだと思います。

  実際問題といたしましても、我々が直面している大きな問題の1つは、北方領土の問題であります。あるいはさらに対中国関係というのは、21世紀の日本外交の最も大きな問題であるだろうとも思います。そのようないろいろな面を考えながら、ユーラシア21研究所ができたということは、非常に意義あることであり、末次さんの遺志を受け継いで、吹浦さん、よくやってくださったと思うわけであります。大いに期待しましょう。

  我々も微力ながら故人の末次さんを慮り、深い配慮も身に秘めながら、吹浦さんを中心とするこの新しい研究所が発展するよう、尽力して参りたいと思う次第でございます。
  みなさん、力を合わせて応援しようではありませんか。
  どうもありがとうございました。
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