特定非営利活動法人 ユーラシア21研究所
特定非営利活動法人 ユーラシア21研究所 ありがとう競艇 日本財団 サイトマップ お問い合わせ RUSSIAN
HOME研究所概要虎ノ門フォーラム視点・発信情報公開

視点

2010年11月01日更新
「新しい国際秩序と太平洋地域」
ウラジオストク・フォーラム (2010) 報告

  

    
  近年ロシアは、極東・東シベリア地域の開発、あるいはロシアのアジア太平洋地域への統合という課題に非常に大きな関心を払うようになってきている。2007年には2兆円規模の極東・東シベリア地域の開発プログラムが策定され、2012年にAPEC首脳会議がウラジオストク市で開催されることも決まった。

  本格的に極東・東シベリア地域へのテコ入れを開始したロシアにとっては、中国のみが同地域での影響力を伸張させることを避けたいという意味においても、また同地域のインフラ整備に日本のハイテク技術を導入したいという思惑からも、日本が果たし得る役割への期待は大きい。地元関係者にとってはなおさらである。

  こうした時期に、日本とロシア極東地域との間での知的交流を促進し、相互理解を深めることは、  ひいては北方領土問題をはじめとする両国間の外交課題の解決にもつながり得る。 そこで、    当研究所は安全歩諸問題研究会(安保研、袴田茂樹会長)と協力し、ロシア極東、特に沿海地方との間で、民間同士の「トラック2」会合としての新しい対話の枠組みを立ち上げることを決定した。この 枠組みは「新しい国際秩序と太平洋地域」ウラジオストク・フォーラム(以下、「フォーラム」)と名付けられ、この度9月20日、21日の両日、まさにAPECサミット開催に向けて急ピッチで開発が進められるウラジオストク市にて、その第1回目会合が開催されることとなった。

  「フォーラム」の準備、運営については、前出の安保研と共同して行ったほか、ロシア側からは   ロシア科学アカデミー極東支部極東諸民族歴史・考古学・民俗学研究所(ヴィクトル・ラーリン所長)、ロシア科学アカデミー極東支部(ヴァレンチン・セルギエンコ会長)、ロシア沿海地方議会(ヴィクトル・ゴルチャコフ議長)の全面的なサポートを得た。

  「フォーラム」には、日露双方より学者や専門家、政治家やオピニオン・リーダーなど多彩な顔ぶれにご参加いただき、政治・経済・文化といった分野での相互協力の可能性、台頭する中国や東アジアの安全保障、北方領土問題、両国の世論やお互いの国に対するイメージなど、さまざまなテーマについて非常に活発な議論が交わされた。

  「フォーラム」は、双方が率直な意見を述べ合えるよう非公開を原則として行われたが、会議終了後に現地マスコミに対する共同記者会見も行われた。

  参加者および日程PDF



ユーラシア21研究所・安全保障問題研究会